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カニ鍋行こう~♪

2013.12.07 17:35|仕事
前回の記事の続き・・・。

いろいろと納得できないRさんは
また、”高名な”医者と電話で話したそうだ。
Bさんの現状と今後のことを。
その医者はこう説明したそうだ。
「Bさんがあの薬を中止して意識が清明になり
ちゃんとご飯が自力で食べられるようになったら
また、あの薬を少量ずつ再開してください。」

Rさんは、この話を社長とナースにぶつけてきた。
「あの先生がこの薬を再開するように言っているのよ。
Bさんは薬を止めて、かなり意識が清明になってきたわよね。
いつ、あの薬を再開するか、話し合いたいわ!」

社長をはじめ・・Bさんのケアをしている介護士みな
あの薬を再開したくはなかった。
あの薬は・・・・向精神薬としては強くて有名だった。
また、Bさんはきっと爆睡する。
食事もとらず、無理に起こして液体栄養剤を
無理に飲ませ、またぐったりと寝ることになる。
一日中、ぐったりと寝ている毎日に戻る、たぶん。
BさんのQOL(生活の質、生活上での楽しみなど)はどうなるんだ・・

社長はBさんと20年以上の付き合いだった。
「薬を飲ませて一日中寝ているBさんを見たくないな・・。
もちろん原因不明の発作を起こしたくないと思うけど・・。
でも、もう、95だ。意識がない状態よりも
自分でご飯を食べ、周りの人との交流の方が大事ではないか・・。」
皆、社長の言い分に賛成だった。

でも、Rさんは聞かない。
ご家族が薬の中止と言っても、ご家族をも必死で説得するつもりだ。
「先生がそう言っているのだから!」
RさんはBさんのためを思っているのだけど。
「もし、再開させなければ、ここの施設は利用者さんを
大切にしていないということよね。」
残念ながら、社内の人の言うことを聞かなくなっていた。
暴走している。

というわけで、Rさんをどう説得し、
あの薬を再開させないようにするかを話し合うことにした。
Rさんが仕事で外出している2時間。
会議室にナース二人、私、ペラ男君(彼は介護職歴20年以上のベテラン)
そして社長。

まずは、ご家族に電話して、ここに来ていただいて
今、元気にご飯を食べているBさんに会ってもらおう。
それから、あの薬を服用するにいたった経緯を
もう一度確認しあい、それから、薬服用後のBさんの様子を
もう一度確認しあい、それから、中止に至った経緯を話し
薬の作用、副作用についてナースから説明してもらい
それから、ご家族がどうするかを決めてもらい・・・

などと話し合っている間に
社長の奥さんが「できたよ=!」と現れた。
??
振り向くと社長の奥様が鍋を抱えて立っていた。
「カニ鍋!北海道からカニ送ってきたから、みんな、食べよう!」

と、突然のカニ鍋!!??

ああ~鍋の・・いい香りが・・・
全員昼食抜きの午後2時。
それはそれはものすごい誘惑が。
「ポン酢もゆずこしょうもあるよ。カニもどっさり。」

ゆ、ゆずこしょうもカニも大好きなんですけど・・!!
カニは去年食べていないので・・久々なんですけど・・!!
いや、春菊も好きなんですけど・・!!

と言うわけで、カニ鍋つつきながら会議続行。
「医者の言うことより、Bさんを見てほしい。
Bさんの様子をきちんとわかれば、薬を続けようと思わないよ。」
「そうだよね。ぐったりしたBさん見るとかわいそうで。」
「なによりもさ、Bさんの家、そんなに裕福じゃないから、
高名な医者にかかるのも診療代を考えて反対してたんだよ。」
「経済的なことは大きいよねー。」
「あ、ちょうおいしい。」「ポン酢かして。」「春菊嫌い。」
「食べる楽しみを奪っちゃいけないよね。」
「そうだよ。もう95だよ。食べる楽しみって大きいよ。」
鍋つつきながら皆、本音でしゃべりだす。
「白いご飯もあるよ。」「わーいおじやだ!」

会議室はカニ鍋のよい香りでいっぱいで。
そのなかでここにいるメンツは同じ考えでいるのが
心強くなってきて、楽しくなる。

鍋会議の直後に社長からBさんのご家族に電話した。
とにかく時間を見つけてBさんに会いに来てほしい・・。

私はBさん家族との話し合いに同席しなかったけど
とにかく、薬をまだ再開しないことに決まったようだ。
ご家族からの「今とてもお金がなくて、診療代だって厳しい・・。」
という話がRさんに効いたようだった。
けれど。残念ながら「まだ再開しない」状態で
Rさんはいつか薬を再開しようと思っている様子だ。
「だって、あのお医者さんと約束したんだもの。」だそうだ。

この一件以来、Rさんは少し変わってしまった。
感情的になって、人にあたることが見られるようになった。
「もう、いい。ここにはここのやり方があるんでしょ。
どうでもいい。なんでもいいわよ。」
「利用者さんから笑顔をもらうなんて間違いだからね!
なんでそんなこと言うの?私たちが利用者さんを笑顔に
するのよ。なにが、相手から元気をもらう、よ。
信じらんない!」

多分、・・想像するに、自分の思い通りにならないのが
我慢しきれないのだろう。

確かにRさんは経験も豊富で、知識も豊富だけど・・
そういう人こそ、思うようにいかなくなったときに
こんな風になってしまうんだなぁ、と。
私はRさんと距離を置くことにした。

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Author:mira
パートの介護職のへタレおばさん。
そして
ちょっぴりヲタクが自慢。
私の知識の80パーセントは
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