スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大変なんかじゃない! 2

2013.10.14 19:42|仕事
私がこの薬の仕事をするうえで最重要視したのは。
「ミスをしないシステムを作る」ということ。
20人近い利用者様、大量の薬、複雑な服薬量と回数、
一人の人間の確認だけではミスは起こるものと考えたほうがいい。
何人もの人が何回もチェックする流れを作り上げたかった。

その日の午後、私は大量の薬の袋をもちこんで
会議室の閉じこもった。
利用者様別になっている薬の袋。
開けてみて・・・・驚いた。
なんだ、これは。
薬がごちゃごちゃにばらばらに入っている・・・
よくこれで、今までやってこれたものだ・・・。
あきれている暇はない。
薬の整理の仕事から始めないといけない。
なんてことだ。一からはじめないといけないのか。

それから、薬の一覧表と見比べながら揃えていく。
たとえば、●さまの薬
朝食前はK(粉)とR(粒)だとしたら、
KとRの端をホチキスで止める。これを5個用意すれば
五日分の「●さま朝食前の薬」が出来上がる。
それをジッパー付袋に「●さま朝食前」と明記して入れる。
こんな作業がえんえんとえんえんと続いた・・・。

途中家に「今日は遅くなる」と電話し。
しばらくすると、日勤の仲のいいスタッフ二人が顔を出してくれた。
「さしいれ~」とほかほかの肉まん。
時計を見ると・・え?8時?
「私たちも行事の打ち合わせあるからさ~」
「横で行事の打ち合わせさせてもらうよ~」
そういいながら、手伝ってくれる。
「ありがと。ありがと。」頭を下げると
「え~行事の打ち合わせしてるだけだよ~」
「手伝ってなんかいないんだから、お礼もいらない。」
涙がでそうだった。
しばらくして、遅番のスタッフが「あがったよ~」と顔をだす。
遅番が終わるのだから、9時半か・・
「さしいれ~」とマドレーヌと温かいお茶。
「私も女子会混ぜてくださ~い」とニコニコして言う。
「遅いから、早く帰ったほうが・・」そう私が言っても
「こんな女子会、参加しないと損だもの。私、明日も遅番だし。」
そういいながら、てきぱきと手を動かしてくれる。
「ありがと。ありがと。」

ぜったいに大変なんて言わないけど。
「ありがと」だけは何度でも言いたくなる・・・

薬がきれいに利用者様別服薬時間別に仕分けされ
その次の日の配薬がおわり。
薬袋一つ一つに薬名を明記し。
薬の担当者はなーすであることには変わらないので、
最終確認はなーすがきっちりできるように、
なーす用のチェック表も作り。
そして、服薬介助する介護士もチェックできるような
介護士用のチェック表も作り。
(なーすが薬の管理者であることには変わらない。
もし、これで介護士が配薬ミスを犯したとしても、
すべてなーすの責任となる)

それらすべてを終えた時には夜の12時をとうに超えていた。
そこまで、この同僚たちは笑いながらしゃべりながら
最後まで付き合ってくれた。
涙が出そうだった。
「ありがと。」
「たのしかったね~!」
「ありがと。」
「また女子会呼んで~!」

私は同僚に恵まれたよ・・・。


さて、感傷的になるのもここまでで。

薬は毎日のこと、配薬は毎日あるわけで。
それを一気に十日分ぐらいできるような流れを
作らなくてはならない。
そのためには、たくさんの薬を入れる袋を準備して
誰が見てもわかるようにしなければならない。
まだまだやることはいっぱいある。
ここ二日は朝5時半に家を出て6時ごろ職場へ行っていた。
生活相談員としての仕事もある。


♪走る街をみおろして のんびり雲が泳いでく
誰にも言えないことは どうすりゃいいの?~ おしえて♪
口ずさみながら、運転している。
どうすりゃいいの・・・?
たぶん 
無理矢理飲み込んで、せき込んで、涙ちょちょぎれて。
自分の栄養にするしかない。
それができれば。

大変なんかじゃない。
大きく深呼吸。
「大変なんかじゃないぞぉ!」
スポンサーサイト

Comment

No title

今までも沢山の仕事があったのに・・・
更に仕事が増えちゃって・・・
何処からどう見ても大変そう。。。v-388

母が入所してるGHでは 薬局さんが全部やってくれてるみたいですよ。

参考までに・・・私が分かる範囲で・・・

GHでは2週間に1度 訪問医の診察があり、その時に処方箋が出ます。
この診察日には 必ず薬局の人も一緒に来ていて
医師が出した処方箋を持ち帰っています。
その処方箋を基に 薬局さんが利用者さん毎に日付入りで薬を分包し
それを日付毎のケースに入れ 2週間分をGHに届けてくれてます。
(ケース14個)

薬が届くと GHの各フロアーの責任者が中身を確認した上で
薬を置く場所に保管。

GHのスタッフさんは そのケースから薬を出して利用者さんに手渡す。
(または服薬させる)

薬が入っていた日付・氏名入りの袋は直ぐに捨てずに保管し
その袋で責任者が服薬漏れが無いかをチェックする。

・・・・と言う感じで進めているようです。
そう言う流れなので 入所時に 利用者全員が
GH・訪問医・薬局との契約書を交わしています。

miraさんの施設でも そんな風にシステムが出来たら
介護士さん達の負担が少なくなると思うんですけど・・・

私は利用者側のことしか分からないのですが
miraさんの施設では取り入れる事は出来ないのでしょうか?


サンタママさん

サンタママさん、ありがとうございます。
うちは・・便宜上「施設」と私は呼んでいますが、
「施設」ではなく、「賃貸住宅」なのです。
なので、住んでいらっしゃる利用者様は
かかりつけ医も違う、薬局も全然違うという状態で。
分包されていない薬が色々な薬局からどっさり届きます。
中には、自分の薬をすべて自己管理されている方もいらっしゃいます。
そんな状態です・・・。

GHや特養や老健などですと、
サンタママさんのおっしゃっているような
システムを持っているところがほとんどで
介護士が薬を触るのは、薬の確認と服薬介助の時だけなのですが。

といっても、なーすがおたんこでなければ
こんな事態にはならなかったのですが。
今、なんにもの人がチェックできるようなシステムを作り
「薬委員会」の立ち上げを考えています。
私一人ではない、みなで薬について知識を深め
チェックをきちんとして誤薬を減らすような・・

もう少しです。もう少しできっと軌道に乗ります。

非公開コメント

| 2017.11 |
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

mira

Author:mira
パートの介護職のへタレおばさん。
そして
ちょっぴりヲタクが自慢。
私の知識の80パーセントは
マンガからきています♪
(リンクご希望の際は、ご一報下さいませ。
そして、無断トラックバックはお断りしております。
TBの際にもご一報くださいませ)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ようこそ♪

本棚

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

ページトップへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。