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ケアカンファにて

2013.06.13 22:09|仕事
今日は緊急のケアカンファレンスを行った。
利用者さんの一人・・Oさんの様子がおかしい、
という報告が多数上がっているため
今後の対応を決める会議だった。

Oさんは「統合失調症」という病名を頂いていて
「感情の統制が困難」という症状が悪化している。
なにに対しても、誰に対しても怒り、いらいらし、
大声をあげ、睨みつけている。
非常に怖い人と化してしまっていた。
もちろん原因はあるのだけれど、それにしても
以前に比べて感情の起伏が異常に激しく・・・
例えば、みなで映画鑑賞をしていても
「音が大きい!頭が痛くなる!」とスタッフの腕を握って
大声で訴え始め・・・
「私の気持ちがわかるか?頭が痛い気持ちがわかるか?!!」
すいません、では、後ろの方の席に移っていただけますか?と言っても
「私の気持ちがわかるのか?!頭痛をこらえている私の気持ちが!」
とスタッフに食って掛かるような状態。
こちらの話は聞こえていない。怒りが収まらず興奮した状態で
「私の気持ちなんてどうでもいいのか!」と叫び自室に行き
自室で号泣していた・・・。

一つ一つの事例を検討して
Oさんへの最善な対応の方法を皆で考えていたのだけど。
・・・対応だけではもう、限界がきているのではないか・・。
私の本音を会議でぶつけてきた。
会話やら受け答えやら対応やらでOさんに穏やかに過ごしていただく
には限界が来ているのではないか。
他のスタッフは言う
「もともとOさんはああいう人だから。怒りっぽくて。昔から。
また、怒りっぽい時期になっただけだと思うけど。」
「でも、今回は凄まじい。暴言がひどく、そのうちに、暴力も出るかも。」
「Oさんは前もそうだったけど、また戻ると思うけど・・。」
それはそうだけど。
残念ながら、もう、ご自身では自分の感情のコントロールが
かなり難しい状態で、感情に振り回されているのではないかと。
去年私がOさんからはさみで目を刺されそうになった時だって
一時的なものだと思いたかったけど。
「じゃ、miraさんは・・。」
皆の目が集まる。言いたくはない。これが最善策だとは思わない。
でも。一つの考えとして、言わざるを得ない。
「感情のコントロールをする医療的な処置がそろそろ必要かと・・。」
「つまり、日常的な薬物療法が必要ということ?」
向精神薬なんて、できるだけ使いたくない。
極端な話をすれば、薬で性格を変えるのだから。

「ご本人の辛そうな姿をみると。」
精神科を改めて受診すれば間違いなく向精神薬が出る。
今までは軽度だったから、スタッフの対応と経過観察だけで
なんとか薬物療法を避けてきた。
でも、本人の・・怒りで興奮した後に号泣している姿を見ると
どれだけ辛いんだろうと思う。
それが少しでも穏やかになるのなら・・薬も考えてみても・・。
「本人が辛いわけないだろ?Oさんなんて、人にひどいことして。
言いたいこと言って、やりたいことやって!」
あるスタッフがそう言って笑った。

わからないんだな。
そうだよね、「普通の人」にはわからないんだよね。
自分の中にある、どうしようもない感情の激しい動きが
自分を支配してしまって理性を吹き飛ばしてしまい
自分でも信じられないような、とんでもない言動に走ってしまう。
Oさんだって、怒り散らしたあと、自室で号泣している。
情動失禁・・・感情の垂れ流し。
自覚があり、どうしてこんなことしてしまったんだろうという後悔と、
こんなことをしたら人から嫌われてしまう、
周りの人は皆私の悪口を言っているの違いないという疑心暗鬼。
独りになりたくない、私の気持ちをわかってほしい、という激しい思い。
その辛さ。

スタッフにそこまで説明する勇気と根性がないので
一つの「病状の悪化」という観点から説明をする
「BPSD(いわゆる・・問題視される行動)の一つではないかと。
その改善のために・・医療的処置をお願いしたいのだけど。」
看護師と相談員と社長の表情を見る。
Oさんを「ああいう怒りっぽい人だからしかたない。」と見るか
「症状が悪化したので医療処置を」と見るか。
難しい。

個人的には「向精神薬」と言うものが好きにはなれない。
問題的な言動が多く、向精神薬を多量投与され
廃人のようになってしまった人を見たことがあるからだ。
でも。でも。
Oさんが私の目をはさみで刺そうとした事を考えると
もしそれを他の方に向けたら・・・。
被害は大きくなるだろうし、Oさんもここには居られない。
何がOさんにとって一番いいのか。
全く身寄りのないOさんなのでご家族の意見も聞けない。

もちろん、多量投与しなければいいのだが、
向精神薬と言うのは量やら種類やらの加減がすごく難しい。
過鎮静(一日中ぼーっとすること)になったり
全然効かずに余計に興奮したり。
精神科の医師と密に連携して進めなければならない。
大変な薬だ。

今日の会議では、精神科受診の方向でまとまりそうだが。
いまだに、私は自分の考えに自信が持てないでいる。

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Comment

難しいですよね

薬が合えば
ほんっとに、楽に生きられる。

でも、合う薬になかなか巡り会えなくって
逆に、苦しい思いをしてしまうリスクもかなり高くって

「薬なんてどれも一緒でしょ?」
が本当に通用しないのがこの手の薬・・なんですよね。

何が適切で何が行き過ぎで。
何がよくって何が悪くて。
・・判らなくなりますね・・。

いつきさん

そうなんですよね。
「本当に薬で気分が変わったりするの」とか
「危ない人なんだから、薬与えて、おとなしくしてよ」とか
「薬なんて与えておけばいいんでしょ?」とか

この手の薬についての理解は
全然みなわかっていないんだな、と言うのが感想。
精神的な病気に対する理解、向精神薬に対する理解
まだまだです。

「何が行き過ぎで何がよくって、何が悪くって。」
それを判断するのはとても難しいです。。。
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パートの介護職のへタレおばさん。
そして
ちょっぴりヲタクが自慢。
私の知識の80パーセントは
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